K2 登山家 山下松司ファンサイトへようこそ。K2西稜からの初登頂 8611mへの「夢、挑戦、決断」の記録をお楽しみください

九発目 「8月6日 18時30分 サウスピラー核心部を抜けて」

九発目 「8月6日 18時30分 サウスピラー核心部を抜けて」

K2 8300mで南々西稜へ出る。ここで酸素ボンベを捨てた

松浦 はい、松浦です。待ってました。どうぞ。
大谷 大変遅くなりました。ただいま南稜のやばいところを抜けて、頂上まであとすぐ目の前です。たぶん1時間から1時間半かかると思います。
松浦 現在位置確認しました。ただし、酸素はまだあるんですか。どうぞ。
大谷 すみません。酸素なしで来ました。どうぞ。
松浦 米本たちは南々西稜の雪の斜面のところで、ビパーク態勢をとって、酸素を持ち上げて待っております。そこまで戻れるでしょうか。
大谷 ちょっとわかりません。ゆっくり登って1時間半かかると思います。どうぞ。
松浦 ナジール及び山下の調子はいかがですか。
大谷 疲れてますが、まあ元気です。どうぞ。
松浦 今晩はそうしますと、頂上へ着いて、それから途中でビパークする予定ですか。

ブロードピークも足の下に見える

大谷 はい、もうここからは雪の斜面が頂上へ続いているだけで、らくちんです。頂上直下、ここでも雪の穴を掘って眠れます。ですから、一応頂上へ向かい、それから下りる努力はしてみますが、無理はしません。どうぞ。
松浦 決して無理をしないように。それでは明日、薮田たちに酸素を持ってそちらの方へ迎えに行かせたいと思いますが薮田たちはロープは持っていないように思います。どうぞ。
大谷 了解しました。酸素は南々西稜の取りつき、南々西稜に取っついたところに、150気圧近くのをデポしております。
松浦 それを今晩吸って寝れるわけですか、どうぞ。
大谷 はい、そこまで下りれたら、それを吸って寝ます。どうぞ。
松浦 そこまで下りるのは、余り難しくはないんですか。
大谷 下りるのはやはり慎重に下りないと、かなり厳しいです。ですから、余り無理をしないで、できたらというか、頂上に着いてから、下りる努力はしてみますが、余り無理はしないつもりです。どうぞ。
松浦 3人の調子はいいわけですね。
大谷 はい、何とかあしたもちます。天気も良さそうですし大丈夫です。心配しないでください。どうぞ。
松浦 了解しました。十分気をつけてやってください。了解でしょうか。
大谷 はい、了解しました。それではまたちょっと時間たつかもしれませんが、できたら今度は頂上からトランシーバー交信したいと思います。どうぞ。
松浦 はい、できるだけ今度は交信を入れてください。どうぞ。
大谷 はい、了解しました。それではとりあえずこれで交信打ち切ります。

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