K2 登山家 山下松司ファンサイトへようこそ。K2西稜からの初登頂 8611mへの「夢、挑戦、決断」の記録をお楽しみください

16発目 「8月7日 10時30分 頂上へ 下るか登るか!」 (4)

16発目 「8月7日 10時30分 頂上へ 下るか登るか!」 (4)

松浦 BC松浦です。どうぞ。
山下 山下ですが、先ほどナジールと大谷さんにいろいろ話していただきました。非常に近いルートで、そうたいした難しいルートじゃないということをご一考いただきたいと思いますが・・・。それでもだめでしたら、C6にはまだ使いさしの酸素が、150気圧の3本分くらいありますので、それを吸えばほんと、とにかく駆け登って、そしてとにかくここからピークまでの150メートルのイージーな稜線を何とかしたいと思います。どうぞ。
松浦 はい、再度キャンプ6からアタックをしなおす方がベターだと思います。2時間といいますが、大変な時間です。どうしてもきょうはそこから引き返して、そしてC6に新しいボンベが1本上がっております。したがって睡眠用に十分使って、そして考えたいと思います。どうぞ。
山下 了解しました。とにかく直ちに下ります。了解しました。

松浦 大谷、大谷。
大谷 大谷です。どうぞ。
松浦 あと50メーターで済むのか。150メーターぐらいあるんだろう。
大谷 ・・・です。どうぞ。
松浦 もう一度。どうぞ。
大谷 それは標高です。どうぞ。
松浦 標高で?
大谷 距離は200メーターぐらいですね。どうぞ。
松浦 やはり往復2時間は見なきゃだめだろう。
大谷 やはりマキシマムに2時間、早くて1時間半だと思います。どうぞ。
松浦 はい、了解。2時間かかるとだめ。第6キャンプまでとにかく帰って、そこからすぐトランシーバーで連絡してほしいと思います。どうぞ。
大谷 はい、僕も帰ろうと思うんですが・・・。ナジールを説得して欲しいんです。どうぞ。
松浦 現在いてるところから頂上まで、往復で最低2時間かかると思う。そしてキャンプ6へ帰るのに8時間はかかると思う。したがって、夜の8時に、あのような岩場をどうして通るんだ? 大谷、大谷。
大谷 はい、いまナジールに一生懸命言ってるんです。どうぞ。
松浦 はい、それを説明しなさい。2人を安全に連れて帰るのが君の仕事なんだから。

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